ゲーム研究記録

ポケモン・将棋の個人研究まとめ (ポケモンは第6世代中期~第7世代初期のみ) 将棋は居飛車党で、主に横歩取り・相掛かり・対雁木急戦・矢倉・左美濃・棒銀(角換わり&対四間飛車)・居飛車穴熊を指します。

【SM全国ダブル】アミノン式霰①

※この記事では、サン・ムーンダブルレート準拠の対戦を前提としています。


霰パーティとは、特性ゆきふらしによって天候を霰にし、必中のふぶきを撃っていくことで相手を倒す戦術をテーマとした構築のことです。

今回はゆきふらし役をキュウコン(リージョンフォーム)、高火力のふぶき使いをレジアイスとした霰パーティについて紹介します。

↓パーティメンバー
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この構築を使用したシーズン2では、最終レート1900まで到達できました。
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使用ポケモン紹介

キュウコン【アローラのすがた】(特性:ゆきふらし)

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技:ふぶき フリーズドライ オーロラベール まもる
持ち物:きあいのタスキ
性格:おくびょう(A↓ S↑)
努力値:H4 C252 S252
実数値:H149 A- B95 C133 D120 S177

特性ゆきふらしによって天気をあられにし、自身も命中100%のふぶきを撃っていくことができるポケモンです。
レジアイスと一緒にふぶきを撃っていきます。
アタッカーとしては特攻がひかえめですが、100を超える素早さ種族値からタイプ一致必中のふぶきを使えるため、火力不足だとはそれほど感じさせません。
また、オーロラベールで味方をサポートすることができ、これもまた霰エースとの相性が良好です。
ふぶきを通す上で水タイプが障害となるため、残りの技は水タイプに弱点の突けるフリーズドライを採用しました。


レジアイス(特性:アイスボディ)

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技:ふぶき れいとうビーム きあいだま 10まんボルト
持ち物:こだわりメガネ
性格:ひかえめ(A↓ C↑)
努力値:H252 B28 C228
実数値:H187 A- B124 C163 D220 S70

高い特殊耐久を持つ、単氷タイプのポケモンです。
カプ系統や特殊竜、特殊電気などの、氷技が通りやすい特殊アタッカーとの撃ち合いに強いです。
物理方面の耐久性能を補うために、威嚇やオーロラベールなどと組み合わせて使用していきます。
努力値配分は、A216霊獣ランドロスのばかぢからを耐える調整となっています。
10まんボルトは水やリザードンへ、きあいだまヒードランへ使っていきます。
バンク産のレジアイスの性格がひかえめだったので、特性アイスボディで使っていますが、能力が下がらないクリアボディの方がもしかしたら強いかもしれません。


○カプ・コケコ(特性:エレキメイカー)

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技:かみなり 10まんボルト マジカルシャイン まもる
持ち物:デンキZ
性格:おくびょう(A↓ S↑)
努力値:C252 D4 S252
実数値:H145 A- B105 C147 D96 S200

氷タイプとの攻撃面での相性に優れた電気タイプのポケモンです。
氷技の通りにくい炎、鋼、水に対して等倍以上でダメージを与えることができます。
特にカプ・コケコは特性エレキメイカーとその素早さの高さから、これらのポケモンや、その他電気技に耐性のないポケモンを縛る能力がとても高く、対面から相手を倒していく霰パーティとの相性がとてもいいです。

持ち物は汎用性を重視して、技を撃ち分けでき、かつとても高い瞬間火力を発揮できるZクリスタルにしました。


ウインディ(特性:いかく)

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技:フレアドライブ インファイト しんそく まもる
持ち物:いのちのたま
性格:いじっぱり(A↑ C↓)
努力値:H204 A252 D52
実数値:H191 A178 B100 C- D107 S115


あられパーティには必須の炎タイプのポケモンです。炎耐性、鋼耐性を補い、特に鋼に対しては重要な役割を持っています。
特にこのポケモンは特性威嚇と優秀な先制技をもっており、その単体性能の高さを評価して採用しました。
キュウコン、コケコと素早さの高いポケモンで潰し性能(相手を対面から倒し切る能力)は補えているため、このポケモンはクッション性や崩し性能を重視して素早さではなく耐久に努力値を配分しました。
レジアイスキュウコンといった、耐性の皆無に等しいポケモンに多くの技を受けさせるわけにはいかないため、処理速度をとにかく重視して耐久型ではなくアタッカー型にしました。


ローブシン(特性:てつのこぶし)

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技:ドレインパンチ マッハパンチ はたきおとす ワイドガード
持ち物:オボンのみ
性格:ゆうかん(A↑ S↓)
努力値:H212 A124 D172
実数値:H207 A193 B115 C- D107 S45


主に岩耐性を補い、かつワイドガードいわなだれから味方を守る目的で採用されました。
攻撃、HPの数値が高く、ドレインパンチマッハパンチをタイプ一致で使えるため、鈍足ながら物理耐久の薄めなポケモンやガルーラ、ヒードランといった環境トップメタとの撃ち合いに強い点が評価できます。
火力はてつのこぶしである程度補って、耐久を厚めにしました。
特殊耐久の調整先はC194いのちのたまサザンドラりゅうせいぐん耐えとなっています。


カメックス(特性:げきりゅう→メガランチャー)

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技:しおふき あくのはどう アクアジェット まもる
持ち物:カメックスナイト
性格:ひかえめ
努力値:H252 B4 C252
実数値:H186 A92 B121 C150 D125 S98
             ↓
    H186 A110 B141 C205 D135 S98


霰パに不足しがちな炎耐性、鋼耐性を補う水タイプ枠。メガシンカ枠が余ったため、水タイプ枠にメガシンカさせようと考えて採用されました。
このポケモンは素早さが中途半端であり、素早さサポートなくして先手を取って制圧する勝ち筋を得ることはできないので、やはり耐久に振って安定性を重視しました。
また、耐久振りでサポートなししおふきの火力を落としづらいというメリットもあります。
タイプ一致しおふきの火力は非常に驚異的で、放置すると壊滅してしまうので、ある程度攻撃のヘイトを集めることができて強かったです。



選出・立ち回り

汎用選出Ⅰ

先発:カプ・コケコ+キュウコン
後発:レジアイス+(ウインディorローブシンorカメックス


キュウコン+カプ・コケコの攻撃範囲に優れた高速アタッカーで潰していき、後発のレジアイスや補完ポケモンの火力を通しやすくする最も基本的かつ汎用的な並びです。
試合の序盤から終盤に至るまで相手に与えるダメージ量のターン速度を維持しやすいため、汎用性に優れています。

汎用選出Ⅱ(初手レジアイス

先発:カプ・コケコ+レジアイス
後発:キュウコン+(ウインディorローブシンorカメックス

レジアイスの火力を初手から発揮したい時の並びです。主に対雨や、あるいは氷の通りがよさそうな場合にこの選出をします。
この対面からコケコを下げて、キュウコンを出して天気をあられにしながら、レジアイスが必中の吹雪を使っていく、という動きが可能であれば理想的ですが、初手にレジアイスの苦手なポケモンがいる場合は、コケコでそれを縛りながらレジアイスが無天候の状態からふぶきを使う立ち回りをします。


その他の選出についてはパーティごとに柔軟に変化させていきます。
例えばバンギラス入りに対してはコケコ+ローブシンワイドガード、デンキZ、ドレインパンチマッハパンチなどを駆使してなんとかバンギラスを倒してからレジアイスキュウコンを出せるように、など。

対面重視の構築であるため、場に出ている相手を対面から倒すことで試合を有利に展開できるように心がける必要があります。




最後に

この記事ではキュウコンを用いたあられパーティについて紹介しましたが、やはり天候始動要員はより高種族値であるメガユキノオーを使う方が強いのではないかと考えており、現在メガユキノオー入りの霰パに挑戦しているところですが、なかなかうまくいかずに心が荒んでいます。
メガユキノオーを使った霰パーティでしっかり勝てるようになったら、またその内容を記事にしようと思います。

(できれば誰かアドバイスください)