ゲーム研究記録

ポケモン・将棋の個人研究まとめ (ポケモンは第6世代中期~第7世代初期のみ) 将棋は居飛車党で、主に横歩取り・相掛かり・対雁木急戦・矢倉・左美濃・棒銀(角換わり&対四間飛車)・居飛車穴熊を指します。

【将棋】角交換四間飛車への対抗法模索 ~銀冠に囲う~

(初手から)

1.▲7六歩

2.△8四歩

3.▲6八飛

4.△3四歩

5.▲4八玉

6.△4二玉

7.▲2二角成

8.△同銀

9.▲8八銀

10.△3二玉

11.▲3八玉

12.△6二銀

13.▲2八玉

14.△1四歩

15.▲1六歩

16.△2四歩

17.▲3八銀

18.△2三銀

19.▲7七銀

20.△2二玉

21.▲8八飛

22.△3二金

23.▲8六歩

24.△3三桂

25.▲6六銀

26.△6四歩

27.▲5八金左

28.△6三銀

29.▲7七桂

30.△7四歩

31.▲9六歩

32.△9四歩

33.▲4六歩

34.△7三桂

35.▲4七金

36.△5二金

[Ⅰ図]

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[Ⅰ図]△5二金まで

先手の角交換四間飛車に対して、後手の居飛車が銀冠に構えた将棋について。

この角交換四間飛車という戦型は居飛車側ひとつ取ってもかなり多彩な指し方があり、駒一つ一つの位置関係でどのように将棋が変化するのかかなり微妙なところがある。正直よくわからない。

また、どこで仕掛けるのがいいのか、悪いのかも微妙で、もう行くしかないという頃合いがわからない。攻めようと思えば攻められるし、攻めを見送ろうと思えば見送ることができる。なんとも微妙な将棋である。

 

 

(Ⅰ図から)

37.▲5六歩

38.△4四歩

39.▲5五歩

40.△8一飛

[Ⅱ図]

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[Ⅱ図]△8一飛まで

先手の▲5六歩は▲4七金とすればこそ。△7九角の筋を消して初めて成立する手。銀の退路を作る。先手はさらに5筋の歩を伸ばし、位を取った。これにより後手の6三銀の使い方が難しくなる。

対して後手は一段飛車に構えて、隙を見せないように陣形を整える。

 

(Ⅱ図から)

41.▲5七銀

42.△4三金右

43.▲5六銀

[Ⅲ図]

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[Ⅲ図]▲5六銀まで

先手は銀を繰り替えて中央の厚みで対抗。対して後手は金銀3枚の銀冠の堅陣を完成させ、お互いに好形に組む。

(Ⅲ図から)

44.△1二香

45.▲2六歩

46.△1一飛

[Ⅳ図]

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[Ⅳ図]△1一飛まで

後手は△1二香~1一飛と動いてどうか。もちろん次は△1五歩▲同歩△同香[A図]とするのが狙いで、美濃囲いの弱点である端から打開を図る。

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[A図]△1五同香まで

[A図]のようになれば、後手が少しは指しやすいのではないかと思う。自分の端から攻めていっているので微妙なところではあるが。

 

(Ⅳ図から)

47.▲2七銀

48.△9五歩

49.▲同歩

50.△7五歩

51.▲同歩

52.△9五香

53.▲同香

54.△7六歩

[結果図]

[Ⅳ図]以下先手が▲8五歩△同歩▲同桂とするのは△8一飛で先手不利。[B図]

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[B図]▲8一飛まで 先手不利

[B図]は先手の飛車先が重く、桂馬が負担となっている。

 

[Ⅳ図]以下、先手は▲2七銀で端攻めに備えたが、4九の金が離れているこの瞬間が狙い目と思った後手は△9五歩から香車を捨てて桂頭を攻めてきた。

[結果図]は先手陣がばらけている上桂馬を取ってから△3五桂の狙いもあり、後手が指しやすいように思う。後手の飛車は1一へ逃げているため、9筋からの飛車成りを作る▲9二香成が飛車に当たらないのも大きい。

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[結果図]△7六歩まで 後手指しやすい

 

以上の変化はあくまで構想にすぎないが、角交換四間飛車居飛車が銀冠で対抗する際の一つの方針にはなるかと思う。