ゲーム研究記録

ポケモン・将棋の個人研究まとめ (ポケモンは第6世代中期~第7世代初期のみ) 将棋は居飛車党で、主に横歩取り・相掛かり・対雁木急戦・矢倉・左美濃・棒銀(角換わり&対四間飛車)・居飛車穴熊を指します。

【SM全国ダブル】完成版ユキアイス霰

あみの(?)@Tough_Zelkovaです。

名前はコロコロ変えてるのでなんとでも呼んでください

今回はシーズン5で使い続けた霰パについて紹介します。


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QRレンタルチームのページ
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/sm/BT-B51C-44C1


★戦績
315戦 206勝 109敗(勝率65%)

最高レート:1971pt
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最終レート:1941pt
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パーティ紹介

ユキノオー (特性:ゆきふらし→ゆきふらし)

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技:ふぶき エナジーボール こおりのつぶて まもる
持ち物:ユキノオナイト
性格:れいせい(C↑ S↓)
努力値:H236 B124 C148
実数値:H195 A112 B111 C144 D105 S58

H195 A152 B141 C188 D125 S31

霰パのギミック始動役にして高種族値メガシンカ枠です。
鈍足かつ弱点だらけですが耐久火力ともに高水準で、一発耐えて返しのふぶきをお見舞いするのが主な仕事です。
もし相手の攻撃が耐えられなかったとしても、後述のレジアイスがかわりに耐えてふぶきを撃ってくれるので、守るシーンは最低限に押さえて、積極的にアタックしていきましょう。
雨エース以外の水タイプには吹雪が通らないので、水タイプを見たらここぞとばかりにエナジーボールを撃ち込んでやってください。
こおりのつぶてはあるのとないのとではランドロスやコケコなどへの安定感が段違いです。
配分はA197メガメタグロスアイアンヘッド耐えです。
パーティ全体でカプ・テテフが辛いので、初手ユキノオーレジアイスの並びの選出でもある程度テテフグロスに対応できるように調整しました。


レジアイス (特性:アイスボディ)

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技:ふぶき れいとうビーム 10まんボルト きあいだま
持ち物:こだわりメガネ
性格:ひかえめ(A↓ C↑)
努力値:H252 B156 C100
実数値:H187 A- B140 C146 D220 S70


こだわりメガネを持たせて、高火力霰エースポケモンとしての採用です。
初手ユキノオーと共に出して、一緒に必中の吹雪を撃っていきます。
単氷のゴミ耐性ですが、特殊耐久がバカ高いのでそれなりに耐えてふぶきを返せます。
特性のアイスボディも行動保障に一役買ってくれます。
タイプの都合上防御面への耐久性が心もとないので、A216霊獣ランドロスのジメンZを耐えるまで防御を高めました。
ドランランドのねっぷう+いわなだれも耐えます。
れいとうビームは相手のワイドガードの択を重く見たときに、10まんボルトは水タイプに対して使います。
きあいだまヒードランへの打点ですが、そもそもヒードランに対しては対面しない方が望ましいので撃たなくて済むに超したことはありません。



ガブリアス (特性:さめはだ)

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技:じしん いわなだれ どくづき まもる
持ち物:ジメンZ
性格:いじっぱり(A↑ C↓)
努力値:H252 A164 B28 D4 S60
実数値:H215 A188 B119 C- D106 S130

岩、炎に対して攻撃面防御面ともに強く、霰パーティの補完として優秀です。
今回はガルーラ、カプ・レヒレヒードランランドロスクレセリアリザードン、サンダー等を組み合わせたスタン系の構築へのメタを意識した構成となっております。

具体的に解説すると、素早さ97~129程度の中速ポケモンを素の状態で抜きつつ、それでいて素早さに依存しすぎない耐久寄りの配分にすることで、
中速ポケモンの行動順を追い風やトリックルーム、凍える風等によって補強するスタン系統の構築に対して比較的柔軟に立ち回ることを志向しています。

ヒードランカプ・レヒレ等を抜くことは基本ですが、それ以外にもHP-火力ベースのガルーラやリザードンカプ・テテフなどをあわよくば抜くことを意識して、準速ヒードランを目安に、それ+1の130となっています。

対砂への重要なカードであるので、物理方面はA186バンギラスのれいとうパンチ耐えまで。

特殊耐久はC139クレセリアれいとうビームを目安に耐え調整することで、電気タイプやその他特殊アタッカーのめざめるパワー(氷)もある程度まで耐えることができます。

霰パーティの補完として炎や岩を重く見たときに、高火力単体地面技の存在が非常に有用であるので、ジメンZを持たせました。
氷+地面、もしくは電気+地面の攻撃範囲は非常に優秀です。
他はリザードンやサンダー等への打点にしてダブルバトル最強技であるところのいわなだれ
炎タイプがおらず、不足しているエルフーンカプ・ブルル、ルンパッパ等の草タイプへの打点を補うためにどくづきを採用しました。




ギャラドス (特性:いかく)

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技:たきのぼり こおりのキバ ストーンエッジ アイアンヘッド
持ち物:こだわりスカーフ
性格:ようき(C↓ S↑)
努力値:H4 A252 S252
実数値:H171 A177 B99 C- D120 S146

霰パの補完の水タイプですが、
ふぶきで削れたポケモンを高い素早さから潰すためにこだわりスカーフを持たせました。
氷タイプの苦手な炎を高い素早さで縛ります。
主力水技は威力よりも命中が安定していてかつ怯みも期待できるたきのぼりを選択しました。
こおりのキバはボーマンダや草タイプへ、ストーンエッジユキノオーレジアイスを見て出てきたリザードンを出落ちさせるための技です。

残りの枠が余ってしまうので、適当に挑発でも入れようかと考えましたが、スカーフ挑発の汎用性が疑わしく、テテフやブルル、サーナイト等への高打点(しかも怯み付き)としてアイアンヘッドを採用しました。

結果、4つの技のうち3つが怯ませ技という大変恐ろしい技構成になってしまいました。



カプ・コケコ (特性:エレキメイカー)

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技:10まんボルト ほうでん マジカルシャイン まもる
持ち物:いのちのたま
性格:おくびょう(A↓ S↑)
努力値:H4 C252 S252
実数値:H146 A- B105 C147 D95 S200


霰パの電気枠で、電気タイプの中では最も火力の高い電気技を扱えるポケモンです。

パーティ全体の火力が氷技に偏っているので、氷と範囲に優れた電気タイプの技の火力を高めることで高い火力水準を維持しながら、かつバランスを取ることを意識して最高峰の電気打点として採用しました。
前述の理由により、範囲技のほうでんは高い電気火力を存分に発揮できる技として非常に重宝します。



カプ・レヒレ (特性:ミストメイカー)

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技:だくりゅう ムーンフォース めいそう まもる
持ち物:マゴのみ
性格:ずぶとい(A↓ B↑)
努力値:H236 B4 C252 D4 S12
実数値:H175 A- B149 C147 D151 S107


水枠その2にして、対面寄りのポケモンの苦手とする耐久系のポケモンを起点にめいそうを積むことで無理矢理崩す役割を持ったポケモン
主にクレセリアを仮想敵としており、ガブリアスでは対処不能な対クレセドランがとても安定します。

物理耐久はA216霊獣ランドロスのジメンZ耐えまで高めています。
この手のポケモンはテテフやガルーラ、メガメタグロス等の素早さの高い対面寄りのポケモンを苦手とするので、ユキノオーレジアイスと共に選出する場合は、それらに弱くならないか考慮して選出するのが望ましいです。



強力な初手の組み合わせ

現状のダブルバトル環境では珍しく、交代を立ち回りの前提としていません。
したがって見せ合い時にどのような選出をするか考える段階が非常に重要性が高いです。

様々な状況が想定できるため一概にこうだとは決められませんが、ここでは、このパーティでの強力な初手の組み合わせについて紹介します。

ユキノオーレジアイス

このパーティのコンセプトとも言える最も基本的な選出です。
よほど氷技の通りが悪くない限り、この選出でふぶきをぶっ放していればある程度の勝率は保証されます。
あらゆる素早さを持ったポケモンを共存させている方が汎用的であるため、後発にギャラドスあるいはカプ・コケコを置いておきたいところです。


ユキノオーガブリアス

氷+地面の攻撃範囲は受け出しが困難であるため、クレセリアのいない中速スタンに強めの選出です。
ガブリアスを使う場合はクレセリアが重くなりがちですが、もし相手のパーティにクレセリアがいても、選出されなければ問題ないので、若干リスクがありますが、クレセリア入りに対して選出するのも十分ありです。

ユキノオー+カプ・コケコ

電気+氷の範囲の広さに加えて、高速&鈍足の組み合わせであるため、あらゆる素早さ関係に柔軟に対応しやすい汎用的な選出です。

ガブリアス+カプ・コケコ

アローラダブルでよくありそうな初手ですが、全国ルールでも同様に地面+電気の横相性の良さは健在です。
氷タイプを初手に置かない選出であり、それなりの汎用性を損なわずに、かつ相手の予想の裏をかくことができます。
ランドロスに弱い並びですが、ランドロスに対してはスカーフギャラドスが比較的安全に繰り出せるため、ランドロス入りに対してこの選出をする場合は、後発にギャラドスを置くことをおすすめします。



ギャラドスユキノオー

メガリザードンY入りの晴れ寄りパーティや、バンドリュマンダ砂パに対して有用な組み合わせです。

晴れに対しては、初手から出てきた厄介なリザードンをスカーフギャラドスストーンエッジで有無を言わさず吹っ飛ばし、ユキノオーのふぶきを通していきます。

砂パに対しては、ユキノオーで天候を奪い、素早さが逆転したギャラドスドリュウズを潰します。
ボーマンダユキノオーが制限しているため不利対面ではありません。




立ち回り

後出しで技を受けるリスクをなるべく小さくすることを志向した対面重視の構築であるため、HPに余力のある序盤はなるべく交代せずに積極的に攻撃していくのが強いです。
対面に強いポケモンが多いため、たとえねこだましで一匹の動きが封じられてもねこだましを撃った相手の一体もそのターンに他の行動をすることが不可能であるため、ねこだましもそれほど怖くありません。

中~終盤は有利対面を維持し続けることを意識して動かす必要があり、それなりに交代を要する局面が増えていきます。
この局面では相手の技を受けやすくなるため、負け筋を生みやすく気を遣います。
それで負けてもへこまずにとっとと次の対戦へ行きましょう。次は勝てます。




以上です。